第287回 番組審議会議事録
委員総数: 6名
参加委員: 5名 中井政嗣/千秋育子/千田伸幸/牧香代子/熊谷真菜
不参加委員: 1名 松浦雅則
【社側】 局長 田仲豊徳/番組担当者 酒井奈緒子
【事務局】 久保利子/ 本田元昭
毎週月曜日 21時00分~21時15分放送の「相愛中高放送部の知らんけどラジオ」
社側より近況報告と番組説明、その後審議に入りました
<社側>
本日ご審議いただく「相愛中高放送部の知らんけどラジオ」は、本年の7月からスタートした新番組で、大阪市中央区にある相愛中学校・高等学校放送部の生徒が担当するトークバラエティである。現在のテーマは、女子中高生のあるある、地域の話題などであるが、今後の展望としては、船場言葉、中央区の歴史、防災など、様々なテーマに広げていきたいと考えている。今回のテーマは、「今どきの学びについて」となっており、中高生ならではのリアルな声を届ける為に、堅苦しくならず、関西弁を交えながら素の自分を出せるようにしている。
<副委員長>
では、順にご意見をお願い致します。
<委員A>
元気な中高生の声と丁寧な話し方に好感を抱いた。放送部ということもあり、慣れている様子が感じられた。提案として、運動部や吹奏楽部など、放送に慣れていない他のクラブの生徒もゲストに招き、リアルな中高生事情を伝えてほしい。若者の元気が今の日本にとって非常に重要であり、今後、コミュニティFMのハイスクールネットワークとなることを期待している。
<委員B>
番組の開始時には何がどうなるか分からなかったが、全体的には好感触で、生徒たちは丁寧に話していると感じた。おすすめの曲の説明も丁寧で、「教科書通り」にできている印象を持った。ラジオで話されている表現は正しいと一般的に思われるが、中高生が話している言葉には、いくつか疑問を持つ表現があり、そこが少し気になった。番組内容として悪い点や聞きにくい点はなく、音質も綺麗だった。
<委員C>
番組冒頭の入りが素晴らしく、非常に期待感が高まった。プロのアナウンサーのような印象を受けた。しかし、内容を聞き進めると相槌が多すぎるところがあり、高校生らしさを感じた。提案としては、高校生向けに様々な職業の人を招いてインタビュー形式にし、生徒たちが将来の夢を見つけるきっかけとなるような企画は面白いのではないかと感じた。タブレットに関する話題は今の世代に合っていると納得できたが、全体的に内容が「もったいない」と感じるところもあった。放送部として活動している以上、もう少し「放送部らしい」企画や構成を期待する。ただ、その場にいた生徒達が話しているというのではなく、部活動として成り立っていることを示してほしいと感じた。
<委員D>
中学生・高校生の子どもを持つ親として、生徒たちがハキハキとしっかり話していることに感心した。他校の中学・高校生も参加して、学校ごとの特徴などを競い合うような企画があれば、多様な学校の様子が聞けて楽しいだろうと感じた。
<委員E>
番組の冒頭は「爽やか」に感じた。ただ、生徒たちが「公共の電波」を使っているという認識と自覚が少し不足していると感じた。具体的には、先生に対しての尊敬の気持ちが欠如したような表現があり、少し不適切な印象を持った。この番組の制作を通じて、生徒たちが人間としてのあり方を学ぶ良い機会とすることを期待したい。
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7. その他
a.審議機関の答申または、改善意見に対してとった措置及びその年月日
な し
b.審議機関の答申または、意見の概要を公表した場合におけるその公表内容、方法、年月日
公表内容・・・審議の内容
公表方法・・・事務所への備置
自社の放送 [2025年9月15日 (月) maido@station内 14:00頃~放送]
自社インターネットホームページに掲載 [2025年9月15日より掲載]
c.その他の参考事項
な し