番組審議会議事録

第282回番組審議会

2024-10-21

  1. 開催年月日

    2024年9月27日(金) 13:30~14:30

  2. 開催場所

    YESTHEATER 楽屋

  3. 委員の参加

    • 委員総数:6名
    • 参加委員の氏名:松浦雅則/中井政嗣/熊谷真菜/千秋育子
    • 欠席委員の氏名:牧香代子/千田伸幸
    • 放送事業者側出席者の氏名:(局長)田仲豊徳/(番組担当者)岩下真弓/(事務局)酒井奈緒子
  4. 対象番組

        1. 「The Symphony Time」
  5. 議事の概要

      社側より近況報告と番組説明、その後審議に入りました。
  6. ご意見内容

    【社側】
    本日ご審議いただきます「The Symphony Time」は、2014年6月に放送を開始したクラシック音楽専門番組です。ザ・シンフォニーホール取締役ゼネラルマネージャーの喜多弘悦と大阪アートエージェンシー代表の奥村芙未が、クラシックに馴染みのない方にも興味をもってもらえるよう、「分かりやすく・聴きやすく・楽しい」 をコンセプトにお届けしています。

    本日、委員Aさんと委員Bさんがご欠席ですが、委員Aさんよりご意見をいただいておりますのでご紹介します。「喜多さんを存じているだけに、声を聴くと親しみが湧くだけでなく、アナウンサーかと思うくらいにお話しのトーンとテンポが良かったです。私はビッグバンドに行かせていただく機会が多く、クラシックの演奏を生で聴くことがないので、ぜひ行かせていただきたいなと思う内容でした。曲の背景を知ったうえで演奏を聴くと、違った感じがします。私みたいな素人は楽器の特徴を知らないので、曲によって楽器の音の良さなども教えていただけると嬉しいです。」

    【委員長】
    では、順にお願いいたします。
    【委員C】
    お話がお上手で、なるほどと思う内容でした。尺の関係で曲がカットされていましたが、フルで聴きたくなりました。クラシックのファンやシンフォニーホール・喜多さんのファン以外の方も楽しめる、良い番組だと思います。500回以上続くだけの価値はあるなと思いました。
    強いて気になった点を申し上げますと、奥村さんの相槌で「はいはい」が割と多く、荘厳すぎない良い雰囲気が損なわれてしまっていると感じました。
    喜多さんがあまりにも素晴らしく、少し差が見えてしまったなと思います。
    【委員D】
    とても聴きやすくて、ためになる番組だと思いました。
    現実と神話の話が入っていて、最初から最後まで起承転結ができているんですよね。1回聴いて、もう1回聴きたくなるような良い番組で、3回くらい聴かせてもらいました。
    奥村さんの相槌について、私は気になりませんでした。神話のトークの部分で「知っている」とは言わず、正直な返答をされていた奥村さんに好感を持ちました。
    喜多さんのお話に入っていくアシスタントとして、ベテラン過ぎないお相手でちょうどいいなと思いました。
    私くらいの方はみんな知りたいのではないかと思う内容なので、ぜひアーカイブで残してほしいです。
    【委員E】
    モニターしていた番組だったので、非常に興味深く拝聴させていただきました。
    まず喜多さんのお声は大変優しい語り口調で、しかも聴きやすく、アシスタントの奥村さんとも息が合っていて気に入りました。
    オープニングは6月26日ビックバンド特別出演の古澤さんの話。コンサートを見に行った人が、あの見事なまでのヴァイオリン演奏をしれっとやってのける職人技がさすがでした。
    暑い夏、シンフォニーホールの近くのマンション800坪で冷房をつけると大変な電力消費。シンフォニーホールにいらっしゃい。ハロゲン電球をLEDに変えた話。採算合わないが、省エネに努力されているええ話でした。日頃ゴミの分別をしない喜多さんが、「後の残る人類のために」など自分たちでもできるさりげないええ話でした。
    真夏の夜の夢、わかりやすく興味を持たせる紹介に、もっと聴きたいと思いました。
    喜多さんの指揮者としての話や、クラシックコンサートでの拍手のタイミング、スタンディングオベーションなどのマナーについて今後もっと聴きたいです。
    【委員長】
    アシスタント奥村さんの紹介はいつもされないのですか?
    【社側】
    株式会社大阪アートエージェンシー代表の奥村さんです、と番組の冒頭でご紹介しています。
    【委員長】
    何をされている方なのかが分からないので、ご紹介時の説明がもう少し欲しいです。
    ヘッドフォンで聴くと、BGMが大きいような気がして、たまに話が聞き取れないときがありました。
    神話は2回聴いて理解できたのですが、1回聴いただけだと関係図が分からず、説明が難しいんだろうなと思いました。
    曲を流す前に説明を入れるべきか、曲を流した後に説明をするのか、これってなかなか微妙だと思うんです。先に説明しちゃうと、そう思って聴いてしまうので、聞き手の受け取り方の幅がグッと狭まって面白みに欠ける。しかし、曲のことを事前に分かっているからこそ面白いところもある。そのあたりの葛藤があって、答えは分からないですがどっちがいいんだろうと考えました。僕は最初に説明を聴きたいタイプなのですが、人によっては素直に受け取りたい方もいらっしゃると思うので。
    あと、音にとって最適な気温や湿度についてなど、要所で豆知識が入っていて、聴いて得した気分になりました。
    僕はクラシックのことが全然分からないのですが、説明を受けるとすごく分かりやすいので、このような番組はあり続けてほしいなと思いました。
  7. その他

    1. 審議機関の答申または、改善意見に対してとった措置及びその年月日

      な し

    2. 審議機関の答申または、意見の概要を公表した場合におけるその公表内容、方法、年月日

      公表内容・・・審議の内容
      公表方法・・・事務所への備置
      自社の放送(2024年10月21日[月] maido@station内 11:10 ごろ~放送)
      自社インターネットホームページに掲載(2024年10月21日[月]より掲載)
      URL https://www.yesfm.jp

    3. その他の参考事項

      な し