番組審議会議事録

第213回 番組審議会議事録

2014-08-15

  1. 開催年月日

    平成26年7月15日(火) 午後1時30分~午後2時30分

  2. 開催場所

    吉本興業株式会社 4階 会議室

  3. 委員の出席

    • 委員総数:7名
    • 出席委員数:6名
    • 出席委員の氏名:松浦雅則/中井政嗣/横山 勝/千秋育子/熊谷真菜/千田伸幸
    • 欠席委員の氏名:境 有紀子
    • 放送事業者側出席者の氏名:田仲豊徳/喜多弘悦(番組担当者)/岩本重義(事務局)/久保利子(事務局)
  4. 議 題

    1. 近況報告・ご挨拶
    2. 「The Symphony Time(ザ・シンフォニータイム)」番組説明および審議
  5. 議事の概要

    社側より近況報告および挨拶があり、議題2)について社側から番組説明が、続いて委員により審議が、下記の通り行われました。

  6. 審議内容

    社側:
    本日ご審議いただきますのは、「The Symphony Time(ザ・シンフォニータイム)」です。この番組は、6月にスタートしましたクラシック音楽専門の新番組です。毎週土曜日の10時~11時、録音放送です。クラシックになじみのない方にも興味を持ってもらえるように、「分かりやすく・聞きやすく・楽しい」をコンセプトにお届けしています。曲だけでなく、作曲者にテーマを絞って、あまり堅苦しくなく、若い人・クラシックになじみのない人でも聞きやすいエピソードや話を交えつつ、2~3曲かいつまんで聞いてもらう番組です。気楽に邪魔にならず、作曲者の人柄や時代背景などを想像して、当時のヨーロッパやロシアなどを感じてもらたいと思い作っています。パーソナリティは、シンフォニーホールの喜多弘悦さんです。
    ご審議よろしくお願いいたします。
    社側:
    本日ご欠席のAさんから、ご意見を頂いていますのでご紹介します。
    【委員Aさんからの感想】
    クラシック音楽の専門番組をきちんと聞くことは初めてだったのですが、こちらの番組のコンセプト通り「わかりやすく・聞きやすく・楽しい」番組でした。オープニングのクラシック音楽の始まりも胸が高まりましたし、パーソナリティの喜多さんの説明もとてもわかりやすく、試聴では曲をカットしていましたが、全ての曲も含めてもう一度聞いてみたいと思いました。この番組をきっかけに、クラシック音楽やバレエに対しても興味を持てましたし、何かの機会にシンフォニーホールにも足を運ぼうと思える番組でした。また、放送時間が土曜日の朝というのも、ゆったりした気分で聴くことができるので、次は1時間きちんと聞いてみようと思います。
    委員長:
    ではBさんから順にお願いします。
    委員B:
    番組を聞いて、すごく話の組み立て方が上手で、オープニング・告知・豆知識・予告と、初心者にも興味が持てたし勉強にもなりました。コンセプト通り、分かりやすく聴きやすく楽しく聴けました。楽器やメーカーの情報もゆっくり話をしていて、ひとつのことに対してそのよさを分かりやすく聴き取りやすく説明していたと思います。シンフォニーホールに行ってみたいと思った人にとっては、チケットの取り方とかも電話してみようかな、と思える内容でした。
    委員C:
    いつもの番組とはガラッと違う番組で、私もクラシックをちゃんと聞いたことはないのですが、そういう人たちをターゲットにして、喜多さんが丁寧に分かりやすく説明していました。1時間ちゃんと話も音楽も聞くとなると、心して聴かないといけないかな、でも一度全部聞いてみようと思いました。ビートルズの音楽番組の後というのも良いと思います。
    委員D:
    クラシックのことは知らないですが、ビギナー向けの番組作りをちゃんとしていて、面白かったです。せっかくなので私もカットせずに全部聞いてみたいと思いました。シンフォニーホールの足を運ぶ前に、この番組で興味を広げられたらいいですね。クラシックファンの中でもどの層を狙っているのかな?今後は季節感を出した曲や作曲家の選択なども有りかなと思いました。喜多さんひとりではちょっとしんどいかな、とも思ったので、誰か、生徒さんとかあまり詳しくない人との会話形式も聞いてみたいと思いました。
    委員E:
    すごく良かったです。このパーソナリティーは上手いと思います。私は逆にひとりしゃべりだから良いと思いました。まあ、その会話バージョンも聞いてみたいとは思いますが。確かにシンフォニーホールのチケットの取り方などは丁寧で聞き取りやすかった。曲や作曲家情報だけでなく、若い人向きなら、例えば、楽器で数億円といわれるものもあるよとか、食いつきやすいネタも取り入れてもいいかもしれませんね。
    委員F:
    私の大好きなテーマでした。カットせずに曲もすべて聞きたかったです。こういう番組は息長く続けて行ってほしい。ただ気になったのは、土曜日の朝10時、どんな人が聞いているのかなと。喜多さん、上手ですね。リスナーにもいろいろあって、よく知っている人から全くのビギナーまで。その中のどの層を狙ってしゃべっているのかによっても、説明の仕方が変わってくると思います。曲・作曲家・楽器・家族、いろいろなエピソードがありますが、継続して放送していると、子供たちが大人になるにつれて聞くようになってくれたらいいですね。今の大人に対しての放送か、学生向けのレクチャーか、によっても話の方向が変わるでしょうね。個人的にはすごくいい番組だと思います。番組もそうですが、喜多さんのキャラクター設定、シンフォニーホールのイメージキャラクター的な感じで活動されたらいいのではないかなと思います。
    委員長:
    私もクラシック知りませんが、曲は耳にしたことがあっても、タイトルや作曲家のことは知らない。聞いたら、あっ知ってる!と思ったり、興味はありますね。喜多さんのひとりしゃべりは、それでいいと思いました。シンフォニーホールとリンクできる番組になればいいですね。楽しみです。
    社側:
    デモで大阪弁でやってみましたが、しっくりこなかったので、試行錯誤の最中です。クラシックの問題は「わからない」と言う人が多いこと。できれば全く分かっていない人に聞いてほしい。わかっていなくていいし、聞いてみて良かったらそれでいいのです。クラシックはもっと自由なのです。難しい顔で評論する必要もないし、自分の好き嫌いで表現して欲しいです。ヨーロッパとかのクラシックコンサートはもっと温和な感じで、でも日本では緊張して背筋を伸ばして聴かないといけないみたいな。そんなことはない。知らなくてもコンサートに行けるし、好き嫌いで楽しんでいいものなのです。クラシックを知らない人がたまたま聞いて、へぇなかなかいいなぁ、と思ってくれるのが一番うれしいです。でもターゲットを絞り込むのも大事かな、今後考えていきます。ありがとうございました。
  7. その他

    1. 審議機関の答申または、改善意見に対してとった措置及びその年月日

      な し

    2. 審議機関の答申または、意見の概要を公表した場合におけるその公表内容、方法、年月日

      公表内容・・・審議の内容
      公表方法・・・事務所への備置
      自社の放送(平成26年8月16日[土] 13:00からの「ミナカフェ」内にて放送)
      自社インターネットホームページに掲載(平成26年8月15日[金]より掲載)
      URL http://www.yesfm.jp

    3. その他の参考事項

      な し